その後も今後の対策を話した。

シンジの今後の身の振り方に関しての話もあった。

結果はシンジはサードチルドレンにはならない、シンジはあくまでエヴァの予備パイロットという結論に達した。

一緒に住もう、というユイの案にシンジは断固拒否し結局そのままということになった。

その話でユイは泣いていたが・・・・

そして今は家に帰りシンジ、シンイチは部屋で眠っている。

キョウはマンションの屋上で自分の愛刀「草薙」を見ていた。

月の明かりに照らされている赤い刀身は幻想的な光を出している。

「・・・・・見ていてくれ、俺の生き様を・・・・・・」

キョウが話した瞬間「草薙」が光った感じがした。

キョウの瞳は決意に満ちた目をしている。

「絶対に天使は殺す!!!!」
















EVANGELION〜術士の力〜





第十三話「参号機到着、そして・・・」





シュウジ

















シンイチが第四使徒シャムシェルを倒してから4日がたった。

ネルフは第四使徒シャムシェルの残骸を調べることになったのだが、今回シンイチは街の中で殲滅してしまい、その場で調べるわけにもいかずシャムシェルの残骸を移動することになった。

そして昨日移動が終わり、今は研究員が必死になって調べている。

それはリツコ、ナオコも同じだ。

「ありがとう、シンイチ君。

 こんないい研究材料残してくれて」

「ホント、剣で斬った部分も細胞を潰さずに綺麗に切断されているから、中身のほうまで簡単に調べられるわ」

シャムシェルの残骸の周りに鉄骨が張り巡らされており、人が調べ易いようにになっている。

リツコとナオコは、其処から下にいるシンイチにカルテを見ながらお礼を言っている。

その表情は満面の笑みで本当に嬉しそうだった。

ただナオコはキョウがいないので少し残念そうだが・・・・

「はは、それは良かったです」

シンイチは少し冷や汗を掻きながら乾いた笑いで返事をする。

「それで何かわかりましたか?」

「いいえ、全然」

シンイチの問いにリツコはすぐに否定する。

前回の世界でもわかったことはS2機関と99.89%人間の遺伝子に酷似している、という事だけしかわからなかったのだ。

「貴方達の言ったとおりの事しかわからなかった。

 でも前回とは一つだけ違うことがわかったわ」

自分で未知のことがわかったのが嬉しいらしく、ナオコは説明しだした。

「コアの劣化が殆ど無く、切られた部分も綺麗だったからよくわかったわ。

 コアの中には螺旋状の紐みたいのがあったの、ちょうど人間の遺伝子のようにね。

 これも調べてみたんだけど99.89%では無く100%人間の遺伝子に酷似していたの。

 なぜコアの中身だけ100%の遺伝子なのかはわからないけどね」

ナオコの説明にシンイチは驚いていた。

前回はコアの劣化が激しく詳しいことはわからなかったので、この事実はシンイチ自身も知らなかった。

なぜコアの中身だけ100%人間の遺伝子なのか・・・・

使徒は元々そういう存在だったのか、もしくはこの世界だけ違うのか。

シンイチは顔には出さなかったが、深刻に悩んでいた。

「詳しいことはキョウが何か知っているのかもしれません、今度聞いておきます」

「え、だったら私が直接聞くからいいわよ」

ナオコはキョウに会う口実が出来たのが、よほど嬉しいのか笑顔を隠しきれていない。

リツコはその母親の姿を見てため息を吐いている。

「(キョウはちゃんと仕事してるかな?)」

シンイチは、今はここにいない兄のことを少しばかり心配していた。

























「これがエヴァ参号機ですか?」

「そうです、これがエヴァ参号機。俺がアメリカで作った物です」

「少し小さくない?」

「ええ、小回りが利くエヴァを制作しましたから、従来より1/4小さいですよ?」

エヴァ第四ケージに、今日アメリカから納入されてきたエヴァ参号機を収容させる為にキョウ、ミサト、オペレーター達の主要人物が其処にいた。

マヤやミサトの質問に、エヴァ参号機の製作者のキョウが答える。

キョウが制作したエヴァ参号機は他のエヴァより1/4小さく、漆黒の色のカラーリングをしている。

「基本は同じですが、この大きさでも通常のエヴァと同じです。

 S2機関搭載型でアンビリカンケーブルが無くても大丈夫です。

 翼があり収納も出来て、地上から直接飛ぶことも可能です。

 エヴァの改良版ですね、一言で言うと・・・」

「とんでもない物ね、これは」

キョウの説明にミサトは呆れかえっている。

「S2機関の搭載は他のエヴァにも可能ですか?」

「今のところは不可能ですね、なにしろ筋力などが違いますから。

 唯一可能なのが初号機だけですね」

参号機は次々と拘束具をつけられていく様を見ながら、キョウはマヤの質問に答える。

整備班は忙しそうに動き回っているのが、ケージの五月蝿さからわかる。

「じゃあ零号機は?」

「零号機は今から筋力増強などの補強してからの搭載となります。

 その後に初号機に搭載予定です」

もちろん初号機には既にリリスのS2機関があるのだが、キョウはそれを言わずに搭載といった。

なぜ初号機にS2機関が既についているのにそれが発動、または稼動しないのか、というとそれには発動条件があるからだ。

前回シンイチの世界ではシンイチ自身が危なくなった時、つまりコアの中に入っているユイの覚醒がきっかけだ、とその世界でのゲンドウ、冬月、リツコは思っていたのだろうがそれは違った。

確かにユイの覚醒によってS2機関が発動したのだが、それは間接的の原因でしかない。

S2機関を作動させるにはエヴァの魂に問いかける、つまりエヴァを起こすということだった。

前回はかなりの無茶な賭けだったのかがわかる。

キョウはコアに直接問いかけ、初号機を起こすというわけだ。

「エヴァ専用の武器の資料を見て疑問に思ったことが一つあります」

エヴァの武器資料を見ていたマコトはキョウに質問する。

本当ならミサトも見るべきなのだが、ミサトは使い勝手だけを見ただけでマコトに渡した。

キョウはどちらかというと現実主義者なので使えるか、使えないかを解っていればいいと思っている。

よってこの場で唯一注意できるキョウは注意していない。

他の人は「「「(まずいんじゃないの(んですか)!?)」」」と思っていたのだがミサトの方が階級が上なので何もいえない。

皆少々引きつった顔でいる。

マコトはもうあきらめているようで、気にせずにそれを受け取っている瞬間、哀愁を漂わせているのは勘違いではないだろう。

「このS2機関を使った、超長距離用ポジトロンスナイパーライフルって何ですか!?

 一歩間違えば大爆発ですよ!?」

「危ない綱渡りしているのはエヴァも同じですよ。

 オーバーテクノロジーを使っていない物でも危険は常に付き纏います。

 なら少々危険でもこれを使うのは自然でしょ?」

マコトの武器否定をあっさりとかわしたキョウはさらに話を続ける。

「俺だってそんな危険な目に遭わす訳ありませんよ。

 要は使いようですよ、接近戦、中距離戦には使いませんよ(たぶんね・・・)」

「そうですか、スイマセン」

「そんな丁寧語使わなくていいですよ、それにパイロットの危険についてはどんどん言ってください。

 俺も間違える事あるかもしれませんから」

キョウはその場にいる全員に少し弱気に聞こえるその言葉とは裏腹に、はっきりとその言葉を言った。

「(天使の介入がある可能性が高いから、そんなこといってられる状態じゃないけどね。)」

キョウはエヴァ参号機の収納完了の合図を見ながら、そんなことを考えていた。

























「使徒の強化でも倒せなかったか、あのコピーを・・・」

「ええ、しかしシャムシェルはどちらかというと弱い部類に入るので問題はないかと」

「あの『神の子』、なぜ我々に反発するのかわからんな、我々の仲間になれば神の恩恵であるATフィールドを、取り戻せることが出来るのに・・・」

「ラファエル、なぜ勝手に『神の子』に近づいたのか、今はきかないで置こう。

 しかし裏切りは許さんぞ、わかったな?」

「はい」

ラファエルと『神の子』に関して会議をしていた天使達はミカエルの言葉で終わった。

勝手に行動していたラファエルは罰を受けるのか?と思っていたが意外にも不問ということに。

『神の子』と呼ばれるキョウに対しても、まだ明らかに≪敵≫として認識はしていない感じでラファエルは内心ほっとしていた。

なぜキョウが明らかに敵と言ったのに天使達に伝わっていないのは、ラファエルがそのことに関して天使達に言わなかったのだ。

「(これが謝罪になるとは思わないけどさせていただきます、キョウ。

  貴方のことを愛しているから・・・・)」

今は敵となっている愛しい人のことを思いながら、ラファエルは真実を隠していた。

たとえ思いが届かなかったとしても・・・・

















ただ合図もなく戦いの火蓋は静かに落とされた












人それぞれの思いを持って・・・・












一人は愛している人のために












一人は大切な人を守るために












一人は過去の事を引きずりながら復讐のために












一人は神の絶対的な忠誠心のために












どちらが勝つかまだ誰にもわからない

























後書きのようなもの



どうも、シュウジです。

第五使徒ラミエルの戦いの前にエヴァ参号機がネルフ本部に来ました。

さて、なぜすでにキョウがS2機関搭載型の参号機をつくることが出来るのかというと、キョウの過去に秘密があるので詳しいことはここでは書けません。

ネルフ本部表向きの理由は葛城博士のデータから作り出したコピー、ということになっています。

よってS2機関は不完全でありゼーレも使徒が出てきた今、あまり関心を寄せていません。

不完全より使徒の中にある完全なS2機関を解析してエヴァ量産型に搭載したほうがいいだろうと考えていますので。

つまり中古より新品の方がいいって感じです(笑)

本当は完全ですけど・・・・

ではエヴァ参号機の詳しい設定を話します。






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正式名称 汎用人型決戦兵器改良版エヴァンゲリオン参号機


全長 30m


カラーリング 漆黒


基本装備 聖剣ジャスティス

     エヴァの右肩部板状装甲に装着されているプログレッシブ・ナイフ二本

     エヴァの左肩部板状装甲に装着されているハンドガン二丁(劣化ウラン弾ではない)

     翼の羽


能力 ATフィールド

   飛行


背中に搭載された翼で単独による飛行も可能(エヴァシリーズみたいな物ではなく天使のような翼)

飛行にはATフィールドを使っているので翼はなくても飛べる(しかしあった方が空を自由に飛べる)



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エヴァの身長は40mと考えていますので参号機は30mとなりました。

参号機にはまだまだ秘密があるのでそれは話にて・・・・

感想など良かったらお願いしまーす。








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